今から30年〜35年前に日本で何が起こっていたか知っていますか?
今では平野ノラさんのネタでしか聞くことのないバブル経済(1986年12月から1991年2月までの51か月間とされる)という時代がありました。ご存知かもしれませんが、何が起きていたのかというと日本経済は好景気に沸いており世間にお金が大量に余っていました。給料やボーナスが良かったというのもありますが、銀行がガンガンお金を貸してくれたので、不動産や株などに大量の投資マネーが流れ込んでそれらの資産価値(価格)がものすごい勢いで高騰していったのです。要は日本が絶好調だったんですよね。
話を冒頭に戻しますが、このバブル経済はちょうど今から30年くらい前に終わったんですが、その後に何が起こったでしょうか?いわゆる『失われた30年』という今この瞬間にも続いている長期の低迷期がやってました。バブルの後遺症とも言われますよね。日本経済全体が停滞して30年間殆ど成長していません。それどころかデフレと言って物の値段が下がり給料もあがらないという世界でも珍しい負のスパイラルに陥っています。
こんなに落差が激しい国はかなり珍しいのですが、実際にそこで生活している人はどう感じていたのでしょうか?
他人事のように言いましたが実際私もその一員です。でもバブル時代に実際何があったのか知りませんし当然その恩恵も受けていません。こんな具合にバブル中に子供だった人やその後に生まれた世代が大人になった今なので、ハッキリ言えば遠い国の出来事のような印象になっています。
この、バブルを知っていて恩恵をけてきた世代と、それ以降の世代の間にあるのがいわゆる『世代間格差』です。社会保険の負担が不公平とか色々言われますよね。
今回は不平不満をつらつら書くのではなく、実際にバブル時代に起きていた今では到底信じられない出来事をピックアップしましたので、良し悪しはともかく楽しんでみて下さい。
バブル時代に普通にあった驚愕の事実
サラリーマン
・月給袋(当時は現金支給だった!)が立つほどの収入だった ・ボーナスで1000万円もらった ・2年間の海外出張の手当だけで2000万円以上貯金が貯まった ・接待で5~6軒をはしごし、30万円ぐらいずつ使った ・通勤に毎日タクシーを使っていた、もちろん経費 ・金曜日の仕事終わりに成田へ行き、週末は海外旅行していた |
就活生
・会社説明会に行くだけで交通費を数千円もらえてプラスになった ・就活中のOB訪問のランチやディナーはウナギやステーキ、寿司など豪華なものばかりだった ・会社訪問でいきなり採用と言われ、その後何度も食事や飲みに連れていかれた ・複数内定出るのが当り前で他社に行かせないためハワイ旅行で拘束する会社があった |
その他
・銀行に預けておいて付いた利息だけで旅行資金を準備できた ・結婚してすぐに買った2500万円のマンションの時価が数年後1億円に上がった ・株で3ヶ月の間に600万円の利益が出た ・新車を1年毎に購入していた ・記念日じゃなくても高級ホテルでディナーが定番だった ・どこに行くにも女性がお金を出すことはなく、プレゼントはいつもブランドものだった ・友達と夜ごはんを食べるためだけに香港に行っていた ・クルーザー遊びが流行っていて、船を止める場所がなくなった |
現代に生きているとマンガのようなお話かと思いますが、あくまで一般庶民レベルでもこんなことが普通にあったよ、という内容でして一部のお金持ちはもっと信じられないような生活を送っていました。美味しいお店があるとランチにヘリコプターで地方まで飛んでいったなんでこともありましたしね。
当然良し悪しはありますが、活気があって社会が明るかったのは事実でしょうし、もう一度と思っても叶わぬ夢でしょうがこういったこともあるんだと知っておくのは良いことだと思います。
質問などあればお気軽にメッセージをお送り下さい。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。
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