コラム

日本人の90%が知らない借金がチャンスに変わる3つの理由

よく言われることですが、多くの日本人は借金を悪いものと考えています。

それは多重債務などの借金苦が原因で起こる家庭崩壊や自死など様々な問題の元凶であり、マイナスでしかないと考えられているからです。

ですがこの考え方は物事の一面しか見ていないと言えます。

誤解のないよう言及しておきますが、このブログは借金をおすすめするものではありませんし、個人レベルで言うならば借金はなるべくしないほうが良いと思っています。

上記の点を踏まえた上で、一体どんな借金が良くない借金で、事情があって借り入れをした場合にそれをどうやってチャンスに変えていくことが出来るのかをお話していきます。

良い借金と良くない借金

まずは、こちらの表をご覧下さい。

1位 トヨタ自動車 20兆5530億円
2位 ソフトバンクグループ 13兆1320億円
3位 野村ホールディングス 9兆9800億円
4位 日産自動車 7兆8000億円
5位 ホンダ 7兆4700億円
6位 三菱商事 5兆7600億円

これは2020年10月時点での有利子負債(借金)が多い企業ランキングです。言うまでもないですが日本を代表する世界的企業が並んでいて、これらの企業は借金も天文学的な金額ですが毎年、数千億から数兆円単位の利益も出していますし、それとは別の数千億円単位で現預金も持っています。

ほとんどの企業は多かれ少なかれ銀行等から借金をして経営を行っています。手元に現金を持っているにもかかわらずなぜ借り入れをするのかと言うと、すごく簡単に説明すると企業をより成長させより多くの利益を出すためには『手元の現金を使うよりも借金をしたほうが合理的で効率がいい』からです。

個人に置き換えて考えてみます。すべて同様には考えられませんが、例えばマイホームを買うとしましょう。

① 毎月の家賃を支払いながら20年間貯金を続け手元の現金(貯金)を5,000万円にしてから家を買う。
② 5,000万円の家を今すぐローン(借金)で購入して、20年間毎月返済をし続ける。

多くの人は②を選んで借金をしますが、なぜでしょうか?

もし、賃貸をえらぶのではなく家を購入して持ち家に住む選択をしたのなら、人生を有意義に過ごすためは20年後に買うよりも借金をして今すぐに買ったほうが合理的だからです。

30歳で持ち家を買うと決めたとすると、現金で買う場合は50歳の時点で手に入れることになります。20年間の間には自分も社会も想像できないほどの変化が起きるでしょう、また健康寿命(人が健康で過ごせる年齢の平均値)は男性が70歳、女性が73歳なので、現金で家を買うとすると意外と短い間しか過ごせないかもしれません。

こういった合理的選択になるような借金は『してもよい借金』であり、もしかするとするべき正しい判断とも言えます。

では、良くない借金はどんなものでしょうか?

こちらは想像に難くないと思いますが、ギャンブルやお酒などに散財した結果、出来てしまった借金です。もちろんこれらも宝くじが当たるかもしれませんし、飲んで遊んでいれば楽しことも多いでしょう。ですが借金をしてまで行うことが合理的である、と言い切れるものではありません。むしろ遊び好きの人は理屈で考えないから楽しいんだ、という発想をするのです。くれぐれも、支払い能力の範囲内で娯楽として楽しむようにして下さい。

しかし、合理的な判断であったとしても借金はあくまで借金なのできっちり返済しないといけません。これをチャンスに変えるとはどうゆうことでしょうか、この事を考えていきます。

借金をすると能力が高まり成功の機会が増える3つの理由

① 借金をするとし人付き合いが円滑になり人脈が広がる

借金をすると『他人に優しくなれます』。それは時に辛い状況にある人の気持や置かれている環境を自らが経験しているので、口先や理屈ではなく相手の気持に敏感になり知らず識らずのうちに本気で人と寄り添うことが可能になるからです。その結果、他人とのコミュニケーションが円滑で深いものになるので、人脈が増え仕事や恋愛のチャンスが格段に広がります。

② 借金をする集中力が増加し基礎的な能力が向上する

火事場の馬鹿力という言葉がありますが、人間は追い込まれると集中力が極端に高まり格段に能力が高くなります。これは、毎月支払い日がくることで無意識に追い込まれてる心理状態によるものです。また、借金返済が強いモチベーション(動機ずけ)になり仕事等へ必死に取り組むことから今までにないアイディアが湧いたり効率が急に異上がったりするのです。スポーツ選手は若いうちに結婚をしたほうがいいというのもこれと同じ理由からです。守るべきものができると後へは引けませんから。

③ 借金をする逆境に強くなり困難なことへチャレンジしやすくなる

社会的にはマイナス評価される借金がある人は十字架を背負って日々生きていることになります。ですがこの十字架は重みがある分、あなたのチャレンジ精神が向上します。どうせ1,000万円借金してるんだからという考えが生まれますので、これまでだったら守りに入ってチャレンジしなかった困難な課題にも挑戦する意欲が湧きます。その結果、例えまたピンチに陥ったとしても返済に10年以上かかる借金とくらべると大した問題でないことがほとんどなので、動じずに乗り切ることができるでしょう。

窮鼠猫を噛む、という言葉がありますが人間は追い込まれた状況になると普段以上の力が出るものです。このような観点から見ると借金をしている状態も捨てたものではないかもしれません。

ですが、冒頭でお話したようにくれぐれも不合理で無駄な借金はしないようにして下さい。社会的な信用だけでなく利子という重い十字架で借りたお金以上に多くのものを失うことになります。

質問などあればお気軽にメッセージをお送り下さい。

最後までお付き合いくださりありがとうございました。

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